活版印刷で名刺を作る時にオススメしたい印刷会社サイト3選

活版印刷サイトおすすめ

『活版印刷で名刺をつくってみたいけど、どこに依頼したらいいか分からない…』そんなお悩みを持っているデザイナーさん、結構多いんですよね。普通のオフセット印刷でつくる名刺に比べると、費用が高いため気軽にお試しの注文というのもなかなか難しかったりします。

そこで今回、そんなお悩みを解決すべく、印刷会社の営業マンである私がプロ目線でオススメできる印刷会社サイトをまとめていきたいと思います。

活版印刷サイトで比較する点

ひとくちに『活版印刷ができる印刷会社』といっても、会社によってさまざまな違いがあります。そこで活版印刷を依頼する時に気にしておくと良い部分を紹介します。

  • 版の材質
  • 紙種類の豊富さ
  • 価格の高さ
  • 納期の長さ

活版印刷で使用される版の材質

活版印刷で使用される版には大きく分けて3つの種類があります。

活版印刷の版の種類
  • 活字組版
  • 樹脂版
  • マグネシウム版

活字組版とは、
鉛でできた文字がハンコのように独立している『活字』を一文字ずつ組み合わせて作る版のことです。これぞ活版印刷といえる手法ですが、活字を製造している会社が激減していて、さらに活字を組める職人さんもドンドン引退しているのが現状です。元々、活版印刷は圧力をかけて印刷するものではなかったので、活字自体の耐久性が弱いです。そのため、活字組版では凹凸をしっかりつけた印刷は嫌がられます。基本的には活字組版で印刷を依頼できる印刷会社はとても少ないです。

樹脂版とは、
樹脂から作る印刷版のことです。illustratorやPhotoshopなどのデジタルデータから版を作ることができ、さらに短時間(2~3時間ほど)で印刷版を作れるため、製造コストが低いのが特徴です。しかし、樹脂で出来ている版なので、印刷の際に圧力をかけると少し線が太ってしまいます。その分、ムラが生じにくいためベタの印刷には向いています。

マグネシウム版とは、
マグネシウムから作る印刷版のことです。樹脂版と同様にデジタルデータから版を作ることができます。しかし、素材(マグネシウム)のコストが高いこと、製版に時間がかかること(早くても1日ほど)から、製造コストは樹脂版に比べると高いです。しかし、素材がしっかりしているため、エッジの効いた凸版になります。そのため、印刷の際に圧力をしっかり与えることができ、かつ明朝体などの細い文字なども太りにくいです。

MEMO
活版印刷会社を利用する際は、どんな版を使用しているか聞いてみることをオススメします。
凹みをしっかりつけたいのであれば

【マグネシウム版≧樹脂版>活字組版】

の順で適している版といえます。

紙種類の豊富さは重要

活版印刷における紙は、印刷自体がシンプルなので仕上がりの印象を左右するとても大切な要素の一つです。また、紙の手触りや色味だけでなく、『凹凸がつきやすいかどうか』という点も重要になります。その意味では、紙の種類だけでなく、紙の厚みも含めたバリエーションも多いかがキモになってきます。

価格の高さ

活版印刷でつくる名刺の相場価格は、100枚で5000~15,000円ぐらいが基本です。(片面1色)
『試しに活版印刷の名刺を安くでいいから作りたい』という方には、印刷会社が用意しているテンプレート名刺というもので作れば、費用を安くして活版名刺をもつことが可能です。

納期の長さ

印刷会社の各社や印刷の仕様(色数が増えると+1日など)によって変わりますが、片面1色での印刷であれば”9日~14日”が目安になります。色数が多かったり箔押しなどの加工があれば、その分納期は伸びます。そのため、納期がタイトな場合は、あらかじめよく確認しておくことをオススメします。

活版名刺を作るときにオススメのサイト3選

それでは、活版印刷で名刺をつくる時にオススメのサイトを紹介していきます。

活版名刺ドットコム

活版名刺ドットコム

「サイトの見やすさ・注文のしやすさ・紙種類の多さ」でダントツでオススメできる印刷会社です。

  • マグネシウム版を使用している
  • 紙の種類は厚み・色ともに豊富
  • 100枚 7,900円~と安めの価格
  • 片面1色で7営業日
  • 加工の種類も豊富

なにより注目すべき点は、紙の種類の多さ。他の印刷会社にない紙も活版名刺ドットコムさんであれば、ほとんどカバーしておられます。
また、凹凸をつけやすいマグネシウム版を使っていながら、価格も平均より少し安めです。
加工の種類も多く、「箔押し・浮き出し・小口染め・トムソン抜き」と基本的な印刷加工がデフォルトで用意されています。

また、デザインを選択してフォームに名前などを入れるだけで作れる、テンプレート名刺もあります。デザインデータをつくれない方でも簡単に注文ができますね。

活版名刺ドットコムのHPへ

Winged Wheel

Winged Wheel

素材にこだわった手紙用品専門店のウィングド・ウィールさん。結婚式招待状・席次表など上質感を求められるステーショナリーを販売されているだけあって、活版印刷と相性のいいコットン系の用紙が多めです。

  • 樹脂版を使用している
  • 紙の種類は多くはないが、オシャレな紙が多い
  • 30枚 4,500円~と試しやすい価格(条件有り)
  • 片面1色で4営業日
  • ボーダードの加工はここだけ

デザインデータを作成できない一般の方が、気軽に活版印刷の名刺をつくるにはウィングド・ウィールさんがオススメ!毎月恒例活版印刷の名刺というものがあり、必要な情報をフォームに入力するだけでレイアウトなどを整えて、名刺を作ってくれます。

紙の種類は、多いわけではありません。しかし、活版印刷と相性のいいコットンが揃えてあったり、すでに印刷・加工が施された台紙”No.000の名刺”シリーズが用意されていたりと、見ているだけで楽しいです。
特にめちゃくちゃ可愛いボーダード加工の名刺は、ウィングド・ウィールさんオリジナルの加工なので、ほかの印刷会社にはありません。

Winged WheelのHPへ

黒林堂

黒林堂

印刷機の原点であるドイツのハイデルベルグ社製活版印刷機「プラテン」を主に使っている本格派。

  • 樹脂版を使用している
  • 人間国宝和紙などレアな高級紙がある
  • 100枚 9,000円~
  • 片面1色で12営業日

共同購入キャンペーンを利用することにより、100枚あたり3,400円お得に名刺をつくることができるので、社員の名刺を活版名刺で揃えたいときなどに非常にオススメです。(※500枚を3名で注文の場合)

紙にもこだわっておられ、人間国宝和紙や手漉きコットン紙など他の印刷会社にはないものが用意されているのも魅力です。

また運営元のCappan Studioのサイトでは、活版名刺の事例が数多くあるので、活版用のデザインをつくるときに参考になります。

黒林堂のHPへ

まとめ

今回は数ある活版印刷会社の中から、注文のしやすさ等も考慮し選んでみました。

どの印刷会社さんもとても魅力的な印刷物をつくられているので、選んでいないからダメ、というわけでは決してございませんのでご容赦ください…

少しでもこの記事をご覧になられたあなたのお力添えをできていれば幸いです。

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